こんにちは、ケイです!
先日オーストラリアのQLDでRSAを取得し、現在はローカルの飲食店でアルバイトをしています。
オーストラリアのレストランや居酒屋、バーで働く際には、必ずRSAという資格が必要になります。
実は、RSAはオンラインのコースでサクッと取得できます♪
そこで、今回の記事では僕の体験をもとに、RSAのおすすめコースと取得までの流れ(回答例付き)で紹介します。
これからオーストラリアの飲食店で働くことを考えている人には超役に立つ内容です!
(僕がこの記事に出会っていたかったぐらいです、笑)
なぜRSAが必要なの?
実は、アルコールの販売や飲酒について法律が厳しいオーストラリア。
そのため、オーストラリアでは、飲食業やアルコール販売業に従事する従業員は、RSA(Responsible Service of Alcohol)と呼ばれる証明書を取得する必要があります。
RSAは、アルコールの適切な提供と販売に関する法的要件や安全な飲酒環境の維持についての知識を持つことを証明するものです。
RSAがなければ、お酒を提供する飲食店などでは働くことはできません!
RSAの取得方法
RSA証明書を取得するには、公認教育機関(Registered Training Organization, RTO)が提供するコースを受講する必要があります。
対面で学校に通うコースと、オンラインで受講できるコースがあります。
今回私が受講したのはオンラインコースです。
また、オーストラリア全土で統一されているのではなく、NSWやQLDなどエリアによって受講するコースが異なるので注意が必要です。
(例えば、クイーンズランドのRSAでシドニーの飲食店で働くことはできません)
オンラインコースをおすすめする理由
僕が、オンラインでのRSAの取得を選んだ理由をまとめました。
- 価格が圧倒的に安い!
- すき間時間に進められる!
- ネットで調べながらできる
- 登録から発行までの手続きが超簡単
パソコン一台あれば、好きな時に始められて、途中保存するとも可能なのでコツコツ進めたい方におすすめです!
通常、数時間〜数日程度で取得することができます。
僕は登録してから2日で取得しました。
オンラインRSAならGTAがおすすめ!
オーストラリアには数多くのRSAの教育機関がありますが、僕はGalaxy Training Australiaで取得しました。
僕がGTAをおすすめする理由は以下です。
- オーストラリア政府公認の教育機関
- 価格が安い(21ドル〜)
- 問題が簡単でスムーズに解けるようになっている
- 無料トライアルがある
- 電話による試験がない
多くのオンラインコースでは、飲酒トラブルの対応の試験として、電話でスピーキングテストを行うことがあります。日本人にとってはなかなかハードルが高いですよね・・。
しかし、GTAは電話での試験がありません!
GTAのスピーキングテストは、ビデオを録画してアップロードすればいいだけなので、カンペ用意し放題&何度でも撮り直すことができます。
これは本当に助かりました。。。
また、GTAは無料トライアルがあり、前半の問題はお金を支払わずに解くことができます。迷っている方はまずは試しにやってみてもいいかも。
コース申し込み〜証明書発行まで
それでは、GTAでのオンラインRSAの取得方法について紹介します。
コースの申し込み〜証明書発行までの流れは次のとおりです。
- STEP1アカウント作成
- STEP2知識問題(Knowledge Assessment)
- STEP3支払い
- STEP4スピーキング問題(Verbal Assessment)
- STEP5証明書発行
順に見ていきましょう。
STEP1:アカウント作成
はじめに、GTAの公式ページにアクセスして、アカウントを作成します。
オーストラリアのQLD・WA・SA・NT・ACT・TASでのRSAを取得する必要がある方は「RSA」コースの「START FREE」を選択します。
NSW(シドニー近辺)でのRSAが必要な方のみ、「RSA NSW」コースを選択します。
※料金が変わるので注意
(僕はブリスベン在住なので、QLDのRSAを取得しました。)
個人情報を入力し、アカウントを作成します。
ログインすることができたら、「START COURSE」から、RSAを取得したい地域を選択します。
以上で、コース前の入門は終了です。
STEP2:知識問題
GTAの知識問題(Knowledge Assesment)の構成は、内容(スライド)→問題となっています。テーマごとにこれを繰り返していきます。
内容と問題は何度も行ったり来たりすることができるので、答えを探すだけ!簡単です。
また、1つの問題に対して3回まで間違うことができます。(3回間違えると少し前の問題からやり直しになります)
内容の例↓
問題の例↓
STEP3:支払い
ある程度問題を解き進めるとフリートライアルが終了します。
それ以降の問題を解くためには、支払いを完了する必要があります。クレージットカードで決済できます。
この際、オプションで郵送での証明書の発行を選ぶことができますが、基本的にはNOで大丈夫です。(PDFがあれば十分です!)
STEP4: スピーキング問題
スピーキング問題(Verbal Assessment)では、それぞれの出題状況に応じたトラブル対応・接客の正しいやり方を実演します。
出題は全部で4問で、各30秒以内に回答。
問題の状況と求められる対応をしっかり理解する必要があります。基本的にPOINTに書かれている内容を押さえて、話せば正解をもらえます。
提出した内容が不正解の場合、採点者からのアドバイスがメールで送られてきて、再提出することになります。
一発勝負ではないので安心してください。動画はスマホで録画したものをアップデートすることができます。何度でも撮り直しましょう!
参考に、僕が実際に使用したスクリプトを載せておきます!↓(有料級)
①【泥酔し、ものを壊したり、他の客に攻撃的になっている客への対応】
It’s important to follow our guidelines and RSA to ensure the safety of everyone here.
I kindly request that you calm down and leave the premises immediately.
Your current behavior, such as breaking glass, shouting, and being aggressive is unacceptable.
It’s important for you to know that if you refuse to leave or continue with your abusive behavior, I will have to involve our security staff and the police for assistance.
②【酔ってふらついている女性客への対応】
I’m sorry, but I cannot serve you any more alcohol.
I apologize if this decision has caused any distress. However, Serving alcohol to an intoxicated person is not only against our policy but also against the law.
I want to ensure your safety. I kindly request that you take a seat in a quiet area. Although I cannot serve you any more alcohol, I can offer alternatives such as food and non-alcoholic beverages if you would like.
③【未成年の客へ身分証の提示を求める場合の対応】
I just wanted to let you know that I need to see some identification before I can serve you alcohol. It’s part of our legal obligation to make sure we don’t serve alcohol to minors.
I kindly request that you provide a valid form of identification that confirms you are of legal drinking age.
I apologize for any inconvenience this may cause, but If you don’t have any identification, I’d be more than happy to offer you a selection of non-alcoholic beverages and other options from our menu.
④【酔っている客が3杯のウイスキーのショットを頼んできたが、断る場合の対応】
I apologize for any inconvenience, but I cannot serve you a triple shot of whiskey. It is against our house policy and the law to serve such a large quantity of alcohol at once. This is to ensure the well-being and safety of our customers.
However, I would be more than happy to offer you other options from our selection of alcoholic beverages, or if you prefer, we have a variety of non-alcoholic beverages that you can enjoy. Our aim is to provide you with an enjoyable experience while prioritizing responsible alcohol service.
I appreciate your understanding and cooperation as we maintain a safe and responsible environment for everyone.
STEP5:証明書の発行
Verbal Assessment の4問の正解をもらえれば、無事コースは終了です!
「My Account」から証明書のPDFをダウンロードすることができます。
RSAの証明書はこんな感じ↓
これで晴れて、オーストラリアのレストランやバーで働くことができます!
RSAはあくまで最低限の資格であり、決して仕事で有利に働くわけではございません。
職探しがまだの方は、ぜひ以下の記事もおすすめです!
コメント