ワーホリでの仕事を探すのは大変ですよね。でも心配しないでください!この記事では、ワーホリですぐに仕事を見つけるための英文履歴書の書き方とポイントをわかりやすく解説します。
ワーホリでローカルの仕事を獲得するためには、英文履歴書がとても重要です。自分の経験やスキルを上手にアピールすることができれば、仕事はすぐに見つかります。
ワーホリでの仕事獲得に役立つ情報を手に入れて、素晴らしい経験をしましょう!
履歴書の重要性
ワーホリでの仕事探しを成功させるために、履歴書の重要性は絶対に無視できません。なぜなら、履歴書はあなたの最初の印象を作り、仕事のチャンスを引き寄せるカギとなるからです。
履歴書は、あなた自身をアピールする貴重なツールです。採用担当者があなたについて知る最初の手段であり、スキルや経験を判断する基準となります。
現地での仕事探しを甘くみてはいけません。
私がワーホリをしているオーストラリア(2023年現在)では、各国から移住者が急増しており、仕事探しの競争率はかなり高くなっています。ローカルなレストランでは、1日に何枚も履歴書を受け取っているという話を聞きました。
しかし、適切な英文履歴書を提出することで、あなたのプロフィールを一目で理解し、興味を持ってもらうことができるのです。
英文履歴書はあなたが真剣に仕事を探していることや、職務先での貢献度を示す大きなチャンスです。他の応募者との差をつけるために、自己PRや特技を盛り込んだ魅力的な履歴書を作成しましょう!
日本の履歴書との違い
英文履歴書を作成する際に、日本の履歴書をただ英訳すればいいというわけではありません。
まずは日本の履歴書の形式との違いを知ることが重要です、
1.フォーマットの違い
- 日本の履歴書: どの企業に提出するときも基本的に形式は同じ。写真や個人情報、学歴・職歴、志望動機などが求められる。
- 海外の履歴書: 比較的自由で、どの情報を中心に書きたいかによって形式が変わる。簡潔な情報をまとめ、能力や実績に焦点を当てる。写真の添付は任意の場合が多い。
2.内容の違い
- 日本の履歴書: 個人の背景や家族構成、趣味・特技など細かな情報が求められる。学歴や職歴の詳細も記入する。
- 海外の履歴書: 職務経歴や達成したプロジェクト、希望する職種に関連するスキルや資格を書く。能力や成果、職務経験のハイライトを簡潔にまとめる。
3.文化的な違い
- 日本の履歴書: 個人の背景や家族構成を重視し、経歴の安定性や一貫性を重視する傾向がある。
- 海外の履歴書: 実績やスキル、貢献度に焦点を当て、能力や成果を強調する傾向がある。自己アピールや独自性が重要視される。
英文履歴書の基本構成
英文履歴書の見本
以下は、実際に私がアパレル店で働くように作成した履歴書です!
画像で記した見本の他にも、英文履歴書に含まれる情報には以下のようなものがあります。
必要な情報を適切に記入し、自己アピールや経歴の強調に役立つポイントをうまく組み込むことが重要です。
- スキル・資格/SKILL・CERTIFICATION
- ボランティア活動/VOLUNTEER
- 参考人/PERSONAL REFERENCE
- 追加情報/ADDITIONAL INFORMATION
①個人情報/Personal Information
履歴書のトップには、個人情報を簡単にまとめます。
- Full name(フルネーム):自分の名前をフルネームで書きます。姓と名の間にはスペースを入れます。例:TARO SUZUKI
- Contact Information(連絡先情報): 自分への連絡先情報を書きます。電話番号やメールアドレスを書くことがあります。 例: Phone: 080-1234-5678, Email: email@email.com
- Address(住所): 自分の現在の住所を書きます。国、州、市、番地、アパート名などを記入します。※日本とは書く順番が逆です。例:320 KJ Rd, Indooroopilly, Queenslnd, 4068, Australia
個人情報を書くポイントは、正確でわかりやすい情報を提供することです。以上の3点を踏まえれば、余計な情報を加える必要はありません。
②職務目的/OBJECTIVE
「OBJECTIVE(職務目的)」は英文履歴書ならではの特徴的な項目です。初めて書く人は、何を書いたらいいか1番戸惑う部分だと思います。
Objectiveは、英文履歴書において、自分の求める職種や役割、キャリア目標を簡潔に表現する項目です。そのため、自己紹介の一部として使われることが一般的!採用担当者に自分の意図や目標を伝える重要な要素であり、自分の強みや熱意をアピールすることが求められます。
例えば、飲食店で働くとしても、キッチンに立ちたいのか、フロアに立って接客がしたいのか、自分の意思を明確にすることが大切です。
これにより、採用担当者は応募者の意図や目標について理解しやすくなり、適切な評価を行うことができます。
書く際の4つのポイント
- 目標を明確にする: 職務目的を書く前に、自分が将来何をしたいのかを考えましょう。
- 興味や得意なことを伝える: 職務目的では、自分が興味を持っていることや得意なことを伝えることが大切です。
- 他人の役に立ちたいという気持ちを表現する: 職務目的では、自分がどのように他人の役に立ちたいと思っているのかを伝えることが重要です。
- 自信を持って表現する: 職務目的を書く際には、自信を持って表現しましょう。自分の夢や目標に対して自信を持ち、将来必ず達成できると信じていることを伝えることが大切です。
OBJECTIVEテンプレート
何を書いたらいいかわからないという方のためにいくつかテンプレートを用意しました!
ぜひ参考にしてみてください。
【飲食店ウェイター用】
To obtain a position as a waiter in a dynamic and customer-focused restaurant where I can utilize my strong interpersonal skills, attention to detail, and dedication to providing exceptional service. I aim to contribute to a positive dining experience for guests by delivering prompt and friendly service, ensuring their satisfaction, and maintaining a professional and welcoming atmosphere.
【アパレル店員用】
To secure a position as an apparel staff member in a fashion-forward retail environment where I can leverage my passion for fashion, excellent communication skills, and strong customer service abilities. I am committed to creating a personalized and enjoyable shopping experience for customers, assisting them in finding the perfect outfits, and contributing to the overall success of the store.
【美容師用】
To excel as a skilled and creative hairstylist in a reputable salon where I can showcase my expertise, passion for beauty, and commitment to client satisfaction. I aim to provide exceptional hair services, staying up-to-date with the latest trends and techniques to deliver innovative and personalized hairstyles. With a keen eye for detail and a strong sense of artistry, I strive to help clients enhance their natural beauty and boost their confidence.
【ホテルスタッフ用】
To secure a position as a hotel staff member in a prestigious hotel where I can utilize my exceptional customer service skills, attention to detail, and strong organizational abilities. I am dedicated to providing a seamless and memorable guest experience, ensuring their comfort and satisfaction throughout their stay. With a friendly and professional demeanor, I aim to contribute to the overall success of the hotel and uphold its reputation for excellence.
【エンジニア用】
To obtain a challenging position as an engineer in a dynamic and innovative company where I can apply my technical skills, problem-solving abilities, and passion for technology. I am committed to designing and developing efficient solutions, collaborating with cross-functional teams, and continuously expanding my knowledge in the field. By contributing to the development of cutting-edge projects, I aim to make a significant impact and drive the success of the company.
上記のテンプレートを参考に、自分の志望職種に合ったObjectiveを作成してみてください。自分の強みやキャリア目標を明確に伝えることを心がけましょう。
③職務経歴/Work Experience
職歴はワーホリの仕事探しにおいて、もっとも見られる部分です。
企業やレストラン側は、即戦力となるような人材を欲しています。そのため、応募する仕事と関連する経験を持っていれば、間違いなく採用は有利です!
なんとなく働きたいと思っている人に、仕事をくれるほどワーホリは甘くありません。
もし、ワーホリ先で新たな職種に挑戦したいという方は、接客やマネージメントなど、汎用性の高い実績を盛り込んでください。
職務経歴を書く際の一般的な例は以下です!
[職位名]
[会社名/組織名]
[雇用期間]
- [主要な責任や業績]
- [主要な責任や業績]
- [主要な責任や業績]
日本の履歴書と違うのは、ただ会社名を羅列すればいいというわけではなく、過去の職場での働き方や実績を詳細に書くことが必要であるということです。
業界によっては、専門的なスキルや実績が求められます。
職歴を書く際の4つのポイント
- 職務経歴は最新の職場から始め、過去に遡る形で時系列で書く
- 要約形式で簡潔にまとめる。1〜3つの主要な責任や業績を挙げ、それぞれを箇条書きで示す
- 職務内容を具体的かつ明確に説明し、どのようなタスクや責任を担当したかを書く
- 自分の職務経験の中で特に重要な成果や貢献を強調する。具体的な数値や結果を示すことが大事
“Managed(運営した)”や”Coordinated(調整した)”、”Implemented(実行した)”などのはっきりとした動詞を用いて、簡潔にまとめることが大切です。
自分に自信を持って、少し大袈裟に書いてアピールしましょう!
④学歴/Education
学歴を書く際の一般的な例は次のとおりです。
[学校名], [所在地]
[取得した学位] in [専攻/専門分野]
[年度]
学歴を書く際の5つのポイント
- 職歴と同様、最近の学歴から書く
- 学校名と所在地(都市、国)を明記する
- 取得した学位を記載する。例えば、学士号(Bachelor’s Degree)、修士号(Master’s Degree)、博士号(Doctorate)など
- 学んだ学問専攻や専門分野を明確に示す。例えば、経済学(Economics)、情報技術(Information Technology)、心理学(Psychology)など
- 入学日と卒業日、もしくは在学期間を記載する
最新の学歴2つを書けば十分です!また、専門的な学校に通っていた場合、取得した資格などを書くこともあります。
現在、まだ学生の方は”Present”と記入し、在学中であることを伝えましょう。
⑤スキル・資格/Skills
自分のスキル・資格を箇条書きに記入します。
日本の履歴書との違いは、資格や合格証明書など、正式に認められたスキル以外も書くことができるということです。
スキルを書く際の4つのポイント
- 箇条書きで短くまとめる
- 応募する職種に関係あるもののみを選ぶ
- 具体的な言葉で記載する【例:Knowledge of web development languages (HTML, CSS, JavaScript)】
- レベルや経験を明示する【例:Excellent Communication skills in English】
英文履歴書で使えるスキル一覧
- Problem-Solving(問題解決)
- Effective Communication(コミュニケーション)
- Dynamic Presentation Skills(プレゼン力)
- Project Management(運営力)
- Demonstrated ability to lead and motivate teams(リーダーシップ)
- Excellent organizational skills to prioritize tasks(効率性)
- Ability to think outside the box(クリエイティブ)
また、日本語(Japansese)も立派なスキルの一つです!英語に関しても、多少話せるのであれば得意であることをアピールしておきましょう。
⑥ビザ/Visa
ビザ情報は、通常の英文履歴書にはないですが、ワーホリの方向けに書くことをお勧めします。
その理由は、「働く資格を持っているのか」「いつまで働けるのか」という情報は採用する側にとってはとても重要だからです。
ビザの種類と、有効期限(Expiration Date)を書けば十分です。
ちなみに僕は、「いつでも・何時間でも働ける」ということをアピールするために、”Flexible schedule and can start immediately”と記入しました。(こちらは必須の項目ではないので、みなさんに合わせます!書いといて損はないと思います)
まとめ
以上、ワーホリ用の英文履歴書の書き方を紹介しました。
冒頭にも伝えたように、英文履歴書は形式が自由です。紹介した書き方をもとに、自分に合わせた履歴書を作成してみてください。
履歴書が書き終われば、いざ仕事探しです!
ワーホリの仕事の探した方についてはまた後日別の記事で紹介したいと思います。
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