こんにちは!大学生バックパッカーのKKです!
今日は『インド人男性にあっさり騙された話』をご紹介します。
先日、僕はインドのデリーに3日間ほど滞在していました。デリーでの生活は毎日が本当に濃い。カレー以上に濃い。3日なのに、まるで1ヶ月いたような気分です。
というのも、デリーの治安はなかなか悪いんです。
圧倒的治安の悪さを色々な人から聞いていたのもあり、デリーに来る前にYoutubeやブログを何度も見て勉強し、ともすれば緩みそうになる気を引き締めていました。平和ボケした日本人なりに下準備をしてたんですね。
しかし、
「意外と平気じゃん」と、少し警戒心を解いた瞬間を狙ってくるのがインド人詐欺師たち。
ちょっとのことで、まんまとダマされてしまいました。
この人はいい人だと信じていたのに(n回目)…悔しいです。
振り返ると、日本人が陥りやすい罠や注意すべきポイントが沢山あったので、これ以上被害者を増やさないためにも、これからインド旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
スリランカ人に写真を撮ってほしいと言われる
事件の始まりはここ。日本人宿のサンタナデリーの近くで起きました。
道に立っていると、笑顔がかわいらしい男性から「写真を撮ってくれないか?」と声をかけられました。
突然だったので少し躊躇します。突然そんなこと言ってくるなんて不審者ですよ、日本だったら。
僕が警戒した目で睨んでいると「こんなに人で混んでいる道は自分の国ではみられないんだよね〜」というので、「あっこの人も観光客なんだ!」と知り写真を撮ってあげることに。
どこの国出身か聞いてみると、スリランカ出身だそう。
実は、一週間後にスリランカに行く予定だったので、思わずテンションが上がってz話し込んでしまいました。
【注意1】インド人に警戒するあまり、観光客だとつい安心してしまいます。
話を聞くと、このスリランカ人男性は今日デリーに着いたばっかりで、仕事の関係でこれまで10回近くインドに来ているらしい。
「僕は基本ノープランで行動するのが好きなんだ」といい、これから「なにをするの?」と聞かれました。
ランチを食べようとしたところだよと伝えると、「チャイを飲もうぜ!」と言われ、
一緒に飲みに行くことに。
軽く5分ほど歩き、近くのカフェに入りました。
チャイを飲みながら話していると、
「ハヌマーン寺院」は行ったのかと聞かれ、どうやらすぐ近くにあるらしく連れて行ってもらうことになりました。
ちなみに、チャイは奢ってくれました。
【注意2】奢ってもらったからといって信用してはいけませんね。
こちらが、ハヌマーン寺院。大迫力ですね。
この日は休みだったみたいで、外観だけ見て終わりました。
民族衣装屋さんに連れて行かれる
その後、酒場→インド料理とリキシャ(三輪タクシー)であちこちおすすめの場所に連れて行ってくれました。
ここまでは、本当にただの優しいお兄さん。
しかし、だんだんと不穏な空気が流れ始めます。
きっかけは、インドの民族衣装であるクルタパジャマを買った方がいいとおすすめされたことです。
「デリーの次はバラナシに行く予定だ」と伝えたところ、
バラナシはデリーよりも治安が悪く、観光客はターゲットにされやすいからインド人の格好をした方が安全だ と言われました。
あれ?怪しいお土産屋さんに連れて行こうとしてる?
以前ブログで、お土産屋さんに連れて行かれてぼったくられたという内容を読んだことがあったので、疑いつつも、ただの親切という可能性に賭けてついていくことにしました(その時の自分を殴りたい)
【注意3】知らないインド人に連れて行かれるお店はほとんどがぼったくり
こちらが連れて行かれたお店。中は普通に綺麗でした。
写真で僕が着ているのは、1着2000ルピー(約3200円)。
韓国っぽくもギリシャっぽくもある不思議な洋服ですよね。
そんなに高いわけでもなかったので、買ってもよかったのですが、値段交渉には一切応じてくれなかったので買いませんでした。相場がいくらなのか聞いても、答えてくれなかったのが怪しかったんです。
また、この辺りから、さっきまで笑顔だったスリランカ人男性の表情が暗くなるのを感じました。
「せっかく連れてきてもらったのに、ごめんね」というと
「大丈夫だよ」とスリランカ人男性。
その後リキシャに戻ると、雑談をしたのち、
次は、風◯を勧められました(笑)
「大体一回いくらくらいなの?」と聞くと、女の子によるといってなかなかはっきり答えてくれませんでした。
【注意4】何かお薦めされた場合は、必ず相場がいくらなのか確認しましょう。怪しい案件の場合は、誤魔化されることが多いです。
女の子の写真を20枚ぐらい見せられて、好みのタイプを聞かれましたが、好みの女性がいないことを伝えると黙ってしまいました。
インフォメーションセンターで黒確定
前半の楽しい雰囲気とは一転して、会話の量も激減しました。
そして、「俺は女の子のところに行ってくるから」と突然、リキシャを降りようとする男性。
お?このよくわからないところにただひとり、僕はどうすればいいのか。そう思って、
「僕はどこに行けばいいの?」と聞くと、
「運転手が、政府公認のインフォメーションセンターに連れて行ってくれるから、そこで無料の地図をもらうといいよ」と言われました。
日本人観光客が”インフォメーションセンター”に連れて行かれて、何万円もする旅行ツアーを組まされるという事例は何件も発生しています。
僕は事前に知っていたので
それを聞いた瞬間、
「あ、この人やばい人じゃん」とようやく目が覚めました・・・。
それでも、こちらが疑っていることが伝わると面倒なことになるので、
「わかった。」とだけいい、
リキシャの料金はいくら?と聞くと、運転手と何やら話し込んで、
2500ルピー(約4000円)だと言われました。
リキシャは通常、距離で決まります。長い時間運転したからといって高くなることはありません。
あちこち移動したから高くなってしまったという理由でしたが、あまりにもぼったくりの値段であったので流石にこれには反対。
すると、スリランカ人男性は運転手と交渉して、「1500ルピー、これより安くはできないらしい」と言われました。
2人で乗車していたので、割り勘だよね、と伝え、半分の750ルピーを払ってもらうと、スリランカ人男性は降りてどこかに行ってしまいました。
去り際に、WhatsAppの番号を聞きましたが、教えられたのはデタラメの番号でした。
これはもう黒確定。やられたーと思いました。
ちなみに、知り合いのインド人に聞いたところ、リキシャの運転手とスリランカ人男性は仲間であった可能性が高いと言われました。
値段交渉していたのも演技ですね。
実は、移動中ちょくちょく電話をしていたのが気になっていました。
おそらく、洋服屋やインフォメーションセンターとも連絡をとっていたのだと思います。
【注意5】ガイドと運転手がグルであるケースがある。
ずっと付き添いで同じ車が確保されている場合は、注意が必要。
リキシャの運転手と2人。
不安になりながらも、連れていかれたインフォメーションセンターがこちら。
一見、ただのツーリストセンターに見えますが、旅行の高額プランを組むまで出してもらえないことがあるので絶対に入らないことをお勧めします。
僕の友人を含め、何人もの日本人が被害に遭っています。
【注意6】インフォメーションセンターには絶対入らないこと
ついた途端、なかから男性が出てきて声をかけられましたが、
写真だけ撮ってすぐに退散・・。
(噂のインフォメーションセンターをみることができて、少し嬉しかったです笑)
結局、この日の被害はリキシャの750ルピー。
相場と比べると高いが、そこまでの被害ではない。
ことなきを得ました。
ホテルに戻った後、知り合いのインド人にその日のことを話しました。
スリランカ人男性の写真を見せると、またまた驚愕の事実が発覚。
なんと、
「その人スリランカ人の顔じゃないよ。インド人だよ。」
と言われてしまいました(笑)
これには僕もびっくり。完全に最初から騙されていました。
僕たちから見たら、インド人かスリランカ人かなんてわからないですからね。外国人観光客狙いの犯行で間違いはないでしょう。
本当に手口が巧妙です。
僕は幸い、無理やり買わされようとしたり、脅迫されたりしなかったのでよかったのですが、みなさんインドに旅行される際は十分注意してくださいね。
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